西洋美術を学ぶ会 【美術鑑賞】
                             


第10回記念特別講座!美術史家・佐藤よりこ先生

第10回記念 名作でたどる『美術史の旅』講座 9月23日開催
名作でたどる『美術史の旅』講座も第10回目を迎え、特別記念講座としてこれまでの講座のまとめの講義をしていただきました。その後には先生と会員同士の親睦を深めるため茶話会を開催しました。

講義のまとめとして、まずはイタリア・ルネッサンスを通して大事な要素であるイタリア人の気質から。イタリア人を一言で表すと「ウマニタ」(イタリア語でヒューマニズモ)な人たち。それは人間っぽい、人なつこい、時には笑わせたりずるがしこさを見せたりする特質を表す言葉で、ウマニタの欠如は、人間性の欠如とも言い変えられるほどだそうです。
そして現在のイタリアを形作ったローマ人の特徴は、二つの想像力・創造力、イマジネーションとクリエイティビティ−これは現在もイタリアの物作りを支えている特徴です。アートこそが人生の全てと言っても過言ではなく、論理的かつ直観的に生きている人たちでした。

まずはイタリアの代表的な作品から( 櫚Α法プロジェクターの図像と共にご紹介します。

尚、次回第11回の講座は12月2日(土)に開催予定です。

.侫ルム・ロマヌム(フォロ・ロマーノ)、ローマ
▲僖鵐謄ン、前27-25年(後80年焼失)、後118-128年再建、ローマ
パンテオン内部、前27-25年(後80年焼失)、後118-128年再建、ローマ
ぅ灰蹈奪札Ε燹後70-90年頃 ローマ
   
ゥ侫Д蕁璽458、2009年
Ε┘奪函璽譟Ε愁奪肇汽后▲凜.譽鵐織ぅ鵝淵リヴェッティ社)、1968年

ポンペイ〜ラヴェンナの時代
機▲櫂鵐撻
ポンペイから発見された壁画には、平面芸術のすばらしさを見ることができます。またの寝室に描かれている壁画は、天井がほぼ正確な遠近法(一点消失法)で描かれた「格間(ごうま)天井」です。この遠近法は後に15世紀、マザッチョたちによって線遠近法として復活されてゆくこととなります。

供▲薀凜Д鵐
モザイクによる、初期キリスト教美術の表現が見られます。



Д櫂鵐撻ぁ淵凜Д好咼火山を臨む)
┘▲譽サンダーモザイク、アレクサンドロスとダレイオスの戦い(部分)、前100年頃(原作 前300年頃)イタリア、ポンペイ、ファウノの家出土、モザイク271×512cm、ナポリ国立考古博物館
寝室16、壁面装飾、第二様式、前70-50年、イタリア、ポンペイ、秘儀荘
ディオニュソスの秘儀(部分)、第二様式、前70-50年頃、壁画、高さ3,31m、幅17m、イタリア、ポンペイ、秘儀荘、秘儀の間
庭園図、第二様式、前20年頃、イタリア、プリマ・ポルタ、リヴィアの別荘出土、壁画、幅595cm ローマ国立博物館
庭園図(部分)、第二様式、前20年頃、イタリア、プリマ・ポルタ、リヴィアの別荘出土、壁画、ローマ国立博物館
パン屋の夫婦、第四様式、後60-79年頃、イタリア、ポンペイ、テレンティウス・ネオの家出土、壁画、58×52cm ナポリ国立考古博物館
酩酊した老女、ローマン・コピー、原作前250-200年頃、ローマ出土、大理石、高さ92cm、ミュンヘン、国立古代収集/古代彫刻館
黄金の十字架、ガッラ・プラチディア廟堂円蓋モザイク、440年頃、ラヴェンナ
袷韻羊飼いとしてのキリスト、ガッラ・プラチディア廟堂、北リュネットモザイク、440年頃、ラヴェンナ
浦検〜韻羊飼いとしてのキリスト、ガッラ・プラチディア廟堂、北リュネットモザイク、440年頃、ラヴェンナ 右 キリストの変容、サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂、アプシスモザイク、549年、ラヴェンナ
穏検〜韻羊飼いとしてのキリスト、ガッラ・プラチディア廟堂、北リュネットモザイク、440年頃、ラヴェンナ 右 キリストの変容、サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂、アプシスモザイク、549年、ラヴェンナ
   
街陳襯罐好謄ニアヌスと従者たち、サン・ヴィターレ聖堂、モザイク、547年、ラヴェンナ
換長.謄ドラ、サン・ヴィターレ聖堂、モザイク、547年、ラヴェンナ

イタリア・ロマネスク〜ゴシック建築
イタリアの代表的な建築様式

機▲ぅ織螢◆Ε蹈泪優好・・半円アーチが特徴(21〜23)

供▲ぅ織螢・ゴシック・・半円アーチに変わり、尖頭アーチ(ゴシックアーチあるいはオジーヴアーチ)が現れ、ピナクル(尖塔)も付加される。(24〜25)

21.アッシジ、サン・ルフィーノ大聖堂、外観、1144-1228年(聖堂の創建は9世紀)
22.ルッカ、サン・ミケーレ聖堂、外観、12世紀中頃(1143年に起工され、ファサードの完成は13世紀)
23.ピサ、サンタ・マリア大聖堂、外観、11世紀後半-12世紀前半
24.シエナ大聖堂、外観、1256-64年頃
     
25.ミラーノ大聖堂、外観、1387-1577年及び19世紀

チマブーエ〜ジョット
1300年頃、絵画においてイタリア・プロト・ルネッサンスが始まります。
フィレンツェ派の祖、チマブーエの作品(26)とその弟子ジョットの作品(27〜30)

26.左 チマブーエ、荘厳の聖母(サンタ・トリニタの聖母)、1290年頃、板、テンペラ、385×223cm、フィレンツェ、ウフィツィ美術館 右 ジョット、荘厳の聖母マエスタ(オニサンティの聖母)、1310-11年、板、テンペラ、325×204cm、フィレンツェ、ウフィツィ美術館
27.左 アッシジ、サン・フランチェスコ聖堂、上堂内観、1228-74年 右 ジョット、聖フランチェスコ伝:小鳥への説教、1296-99年頃、フレスコ、270×200cm、アッシジ、サン・フランチェスコ聖堂上堂
28.ジョット、スクロヴェーニ礼拝堂壁画、1304-06年頃、フレスコ、パドヴァ
29.ジョット、キリスト伝:キリストの逮捕(部分) 、スクロヴェーニ礼拝堂壁画、1304-05年、200×185cm、フレスコ、パドヴァ
     
30.ジョット、ドルシアナの蘇生、1320年代、フレスコ、280×450cm、フィレンツェ、サンタ・クローチェ聖堂、ペルッツィ礼拝堂


中野まなVIVAネット