花の会【俳句】
                             


8月句会報

8月句会報

ほのかなる香りただよふ洗い髪  嘉幸
退院の知らせを受けて髪洗ふ   悦子
いとほしみつつ老う姑の髪洗ふ  礼子
わだかまり解けし今宵の髪洗ふ  ふじ子
ちびっ子の相撲もありぬ地蔵盆  ゆう子
千羽鶴托されている地蔵盆    扶佐子
路地裏の子供賑はふ地蔵盆    貞雄
奥飛騨の山なみ越えし地蔵盆   静枝
京極の露地のはなやぐ地蔵盆  美枝子
髪洗ひ今日のすべてを流しけり  三那子
菓子嬉し子が誘ひ合ふ地蔵盆  八重子
語り部は里の村長地蔵盆     きく
髪洗ふ秘湯の宿に一人来て   美智子
しばらくは夕風もらふ洗ひ髪   とく子
幼き手合せ詣でる地蔵盆     朝子
名も知らぬ花を供へて地蔵盆  隼人
幼き日祖母の信仰地蔵盆    弘
乳臭き母子ぬかづく地蔵盆    孝子
眠る子供の乳の香をはなれ髪洗ふ 史
髪洗ひつつ振り返るひと日かな  進
句作りの一語に迷ひ髪洗ふ    ゆき江
いやな事みんな忘れて髪洗ふ   仁子



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