花の会【俳句】
                             


10月句会報

10月句会報

蚯蚓鳴く耳の裏側洗いゐて    嘉幸
皇室献上八郷柿狩り水戸の旅   悦子
柿をむく背なに落ちゆく夕日かな 礼子
ふる里は遠のくばかり蚯蚓鳴く  ふじ子
一幅の絵となる軒の柿すだれ   ゆう子
山里のどの軒先も柿吊るす    扶佐子
陽と風の育む渋の吊し柿     貞雄
若き日の淡き思ひや蚯蚓鳴く   静枝
海望む町に越しけり蚯蚓鳴く   美枝子
イスラムの謎分かりかけ蚯蚓鳴く 三那子
妻恋ふる歌かも知れず蚯蚓鳴く 八重子
どの家も窓うめつくし吊し柿   きく
母恋ひし黄昏どきの蚯蚓鳴く   美智子
陽の恵み風の恵の吊し柿     とく子
落日の古民家映ゆるつるし柿   朝子
信濃路は柿の村越え柿の村    隼人
越中の黄金の色の吊し柿     弘
睡眠剤の利き初めたり蚯蚓鳴く  孝子
枯露柿の甘味うれしき夕べかな  史
夜の更けて降りみ降らずみ蚯蚓鳴く 進
路地奥は更地となりてみみず鳴く ゆき江
この味を子規も愛でしか吊し柿  道子
見舞わざる悔切々と蚯蚓鳴く   仁子



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