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陶芸大好き人集団『中野陶芸火曜会』
陶芸大好き人集団『中野陶芸火曜会』
朝9時。役員さん達が焼きあがった作品を大釜からゆっくりと出す。窯に入れたときは土色だった作品が、色とりどりの輝きを放った見事な陶器に変身していた。みんな、この窯出しの瞬間がわくわくどきどきなのだという。
毎週火曜日になると、喜々としてなかのZERO西館地下にある陶芸室にやってくる人たちがいる。中野陶芸火曜会の面々だ。今、メンバーは50人。熟年層を中心に、94才の茂串春吉さんまで、年齢層は幅広い。
会の連絡係、小林鯨さんに案内していただいた。
取材したのは、8月9日の午後。年に4回ある本焼きの日で、会の役員さん達が、素焼きし釉薬(うわぐすり)をかけた皆の作品を、西館地下駐輪場の奥にある大釜で焼く準備をしていた。
残るメンバーは、少し離れた陶芸室で次の作品を思い描いて土を練ったり、おしゃべりに花を咲かせたりと思い思いに時間を過ごしている。美味しいお菓子とお茶もある。「ここは居心地がよく、情報交換の宝庫なんですよ」と小林さん。22年も通い続けている茂串さんも、火曜日が待ち遠しいと言う。
火曜会のメンバーは、30年以上のベテランから初心者まで様々。先生はいない。お互いが教え合う。自分使いの作品を自由に作り、焼く。ろくろも、経験を積んでからなどとは言わない。すぐに使っていい。また、メンバー皆が交代で役員をする。年に1度は、美術館巡りもする。昨年はバスツアーを組み、箱根岡田美術館で陶器を観てきた。
窯出しは1週間後。ぜひ見に来てほしいという皆さんの言葉に乗せられ、再び取材に訪れる。
朝9時。役員さん達が焼きあがった作品を大釜からゆっくりと出す。窯に入れたときは土色だった作品が、色とりどりの輝きを放った見事な陶器に変身していた。みんな、この窯出しの瞬間がわくわくどきどきなのだという。
作品が陶芸室に並べられる。品評会が始まる。笑い声がこだまする。
メンバー達は「この会が楽しくて仕方がない」と言う。
こんな、型にはまらない、自由に陶器を作る人たちの仲間になりませんか。 入会大歓迎だそうです。
但し、今すぐに陶芸を始めたいと思ったあなたに、残念なお知らせがあります。なかのZERO西館は、2016年10月1日から大規模改修工事に入ります。2017年4月1日のリニューアルオープンまでしばしお待ちください。
●活動場所
なかのZERO西館地下 陶芸室
●活動時間
毎週火曜日午前9時〜午後5時(4時から掃除)
●入会金
1万円
●会費
年1万5千円(月1,250円)
●連絡先
小林 鯨 03-3373-3669
kujirakobayashi@tbz.t-com.ne.jp
●取材・執筆
なかの生涯学習サポーターの会 広報部門
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