なかの学び場ステーション活動報告【現役の胚培養士が教える不妊治療・体外受精セミナー】

【現役の胚培養士が教える不妊治療・体外受精セミナー】

公開日:2019年04月08日 最終更新日:2022年07月05日
不妊治療・体外受精セミナーを開催しました。
4月6日(土) 不妊治療・体外受精セミナーを開催いたしました。

不妊治療の基礎から体外受精の方法や治療の進め方をメインに、高度生殖医療や顕微授精(ICSI)における最新の技術などをご紹介させていただきました。

Spindle Localizationといったかなり難しいお話しもさせていただきましたが、皆さん真剣に聞いておられました。

多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。

次回は、4月13日に初心者向けの妊活セミナーを行います。
主には、赤ちゃんを迎えるための栄養や食事についてのお話しですので、皆さんお気軽にご参加ください。

詳細

赤ちゃんを望んでいても1年以上挙児を得られない方々を『不妊症』と定義します。

近年、この『不妊症』に悩む方々が急増しており、不妊治療が必要な患者さまが増加しています。

日本産科婦人科学会によると、現在では実に55万人以上、6組に1組のカップルが『不妊症』であると言われています。

日本人は世界的に見ても、妊娠や生殖に関する知識が低いと言われています。
(※2013年に論文でも発表されています)

そのため、無駄に時間ばかり費やしてしまい、妊娠適齢期を逃し、結果的に不妊症に悩む患者様が増えている要因の一つになっています。

厚生労働省による最新の人口動態統計によると、女性の初婚年齢が30歳を超えると言われている中、妊娠年齢の高齢化も不妊原因の大きな割合を占めています。

35歳を超えると女性の妊娠率は急激に低下します。

こういった事実を知らないという方がまだまだ多くいらっしゃいます。

不妊治療や体外受精は、特別な治療では無くなってきています。

現在では日本で産まれた赤ちゃんの19.7人に1人が不妊治療によって生まれた子どもです。

赤ちゃんを授かるには、正しい知識を身に付け、早めに行動に移すことが肝心です。

この情報は、「川口優太郎【妊活・不妊治療・体外受精】」により登録されました。

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